ペットロスとは、可愛がっていたペットを病気や不慮の事故などで亡くしたり、または行方不明になってしまい、大切なペットを失ってしまうことをいいます。
犬や猫も人間と同じく、最近では、聞き慣れた病気以外に、全く耳にしたこともない病気があり脅かされるばかりです。

家庭で飼われているペットであれば、予防接種などで予防もできる病気もたくさんあります。
しかし、予防していても罹患してしまったり、予防しきれない病気もあり、元、野良出身であると、飼われる前に恐ろしい病気に感染している場合もあります。

また、不慮の事故には、交通事故ばかりではなく、室内でも思わぬケガに遭遇してしまうこともあります。誤飲や感電、熱中症など普段気をつけていても、ちょっとした隙に不幸な事態になってしまった場合、飼い主は、その事態を受け入れる事は難しいのではないでしょうか?

「あの時、こうしていれば・・」「あの時、こうだったら・・」と考えてしまうことでしょう。

そして、気が付くと、不眠、食欲不振になり、うつ状態になります。精神的混乱と無関心、空虚さから生活目標を見失い、やる気を失くした状態に陥り罪責感を持ってしまう事さえあります。
人は、身近な人の死に直面した恐怖から、極度のパニック状態に陥るものです。ペットの死も同様で感情的にも、理性的にも、ペットの死という事実を否定しようとします。それがペットロス症候群なのです。

愛するペットたちは、飼い主が、そのような状態にいて嬉しいでしょうか?そんなことはないはずです!
虹の橋のふもとで待っているペットのためにも乗り越えられると良いですね。そして、そのお手伝いができましたら幸いです。

虹の橋(作者不詳)
天国へのほんの一歩手前に、「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
あなたと愛し合った動物たちは、死ぬとこの「虹の橋」へいくのです。
そこには丘があり、草原が広がり、
かれらは一緒になって走り回って遊びます。
不自由のない食べ物と豊かな水、そして陽の光に恵まれて、
かれらは快適に過ごしています。
病を患っていた子も、年老いてしまった子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついたり、怪我をしていた子も、もとの丈夫な身体を取り戻します。
まるで過ぎ去った夢の中の日々のように・・・・・。

かれらは幸せに暮らしていますが、
たったひとつ満たされないことがあります。
それはあなたがそこにいないことです。

いつものように走り回っていた一匹が、
ある日突然、足を止めて、遠くを見つめます。
目はキラキラと輝き、身体は喜びにうち震えはじめます。
やがてその子はみんなから離れ、緑の草の上を飛ぶように走っていきます。
そう、あなたをみつけたのです。
ついに出会えたあなたたちは、抱き合って再会を喜び合います。
そして、もう二度と別れることはありません。
あの子はあなたの顔にじゃれつき、あなたはあの子の頭を愛撫します。
そして、あなたの人生から長い間姿を消していたものの、
あなたの心からは一日たりとも消えることの無かった信頼にあふれる瞳を、
もう一度のぞき込みます。

それから、あなたたちは一緒に「虹の橋」を渡ってゆくのです。